Crystaline [クリスタライン]

スチームパンクファッションを普段着にしているWebデザイナー、Crystalineの日記。スチームパンクな自作アクセサリーやファッションについて発信しています。作り方やスチームパンクについての基礎知識も。

Steampunk Fashion 座談会 #02 を開催しました

先日9月15日(土)にSteampunk Fashion 座談会 #02を開催しました。
今回は作品の品評会や情報交換をメインにしようということで、各自持ち寄った自作のスチームパンクアイテムを発表、作り方などの情報交換を主に行いました。
スチームパンク座談会 #2
日本橋コワーキングスペースColormell (カラメル)」さんにお願いして、スペースは貸し切り。
コワーキングスペースなだけあって、ウォーターサーバーやドリンクバーがありとてもいい雰囲気で座談会を行うことができました。

なんと今回はFacebookのSteampunk Japanとスチームパンク座談会へTVの取材も!!
移動が慌ただしかったり、撮影で時間が取られてしまったりでちょっと予定していた通りには進行出来なかった感じでしたが、みなさん楽しんでいただけたようでほっとしました。

スチームパンクアイテム品評会の様子

景竜さんは前回見せていただいたスチームパンクなレザーリングに加えて、今回はスチームパンクガンも!金属風の塗装はもちろん、木目塗装やその他の資材を組み合わせてすごく完成度の高いスチームパンクガンを作成されていました。
景竜さんのスチームパンクガン1
西友にフリントロック銃が売っていたということや、銃に組み合わせたジャバラのパイプが100円均一やホームセンター、カーショップなどでそれぞれ違った太さのものが手に入るという情報を聞いて驚き。
100円均一では太いものしか手に入らず、ホームセンターでは少し細めのもの、カーショップで一番使いやすい最も細いものが手に入るということでした。
持ち手部分の木目調の塗装
ジャバラのパイプ活用部分
景竜さんのスチームパンクガン2
パイプはスチームパンク風にするのにはとてもいい素材なので、塗装次第でアクセサリーやインテリアをスチームパンク化するのに使えるのではないか、と個人的に思っています。これはぜひ入手したいところ。

Danさんは今回初スチームパンクアイテム作成!海外ではスチームパンクガンのベースとして有名なNerf(ナーフ)をスチームパンク化。よくある事ですが、握りの部分がよく触れるのですぐ塗装が剥げてしまう所が気になっているそうです。ラッカーの重ね塗りはたしかに難しいですね…。
表面がやはりツルツルしていたような気がするので、少し粗くすると剥がれにくいかもしれません。
実物のナーフを見るのはみんな初めて!日本で手に入る安価なトイガンを想像していたら、ほとんど大きさが2倍ほどあって「さすがアメリカンサイズ!」とざわつくオーディエンス。
試し撃ちにガラスに向かって発射するDanさん。吸盤とスポンジ付きのダーツが飛び出す射速がおもちゃにしてはものすごく速くてさらに驚きの声。
私も試しに撃たせていただきましたが、照準が結構正確に使えるので今後ナーフのスチームパンクガンが増えたらみんなで射的をやると楽しいかな、と思いました。

Renaちゃんは、初代DSを古代機械風に塗装&デコレーション。参加者の口々から「これ、動くんですか…?」と聞かれていましたが、それぐらいに古代遺跡から出土したような雰囲気ですごく良かったです。
中にはご本人のイメージを根底から覆すようなソフトが入っている(ラブプラスではないそうです)とのことで電源を入れるだけにとどまりましたが、ゼルダの伝説とかやり始めたらきっと雰囲気抜群でしょうね!

今回初参加のぺのてあさんは、銀粘土で作ったという革ひもをブランコに見立てて、サンショウウオのようなかわいいキャラクターがスイングするネックレスと、他の用途に使用するはずだったという古いトランペットのピストン部分に鎖を巻き付けてネックレス状にしていらっしゃいました。
ぺのてあさんのシルバークレイのネックレス
 トランペットのピストンをネックレスに
私もよくミリタリー用品をスチームパンクファッションに取り入れている(いつも装着しているベルトとツールポーチがスイス軍のもの)のですが、スウェーデン軍のリュックがすごく可愛くて素敵でした。

こちらも初めてご参加いただいた、萩原健太郎さんはシルバーや真鍮でスチームパンクアクセサリー作成されている方でなんと岡山からいらっしゃったとか!
普段はシルバーアクセサリーを製作されているそうなのですが、ここ半年ほど歯車や歯車と唐草を組み合わせたカジュアルにも使用出来るようなスチームパンクアクセサリーの製作をされています。 萩原健太郎さんのミニ蛇口ピアス
 萩原健太郎さんの作品
一番小さな歯車は約5mm(!!)と細かな手仕事にびっくりしました。萩原さんはご自身の服のボタンも自作の歯車ボタンにされていて、本当に特別な日のスチームパンクファッションだけでなく普段使いに出来るような歯車アクセサリーというコンセプトにぴったりだと思いました。

最後にるいちゃんは、前回まで改造を重ねてきた歯車トランクを更にグレードアップ!!大きさは2倍ほどで、なんと今回は箱を板から自作!ゴーグルの製作やボトルアクセサリー、ワンピースも今回のために茶色のものを再度製作したとのことでした。
 手作りゴーグルをかけたるいちゃん
大型サイズになったスチームパンクトランクとるいちゃん
ゴーグルは瓶のフタをデザインナイフでひたすら円状にカットしてヤスリがけした後塗装、その上から透明マニキュアを塗り保護したそうです。レンズ部分は伊達眼鏡を分解したものを接着、ツルの部分は真鍮ワイヤーで作られていました。フレームの回りに取り付けられたネジは長さが結構あって、レンズ部分から見えてしまうためペンチでへし折ったという力技も…!!
るいちゃんのボトルアクセサリー
ボトルアクセサリーは前回の座談会で訪れたパイレーツレストランにスプレーボトルを内装と合わせるために麻ひもでカモフラージュしてあったものを参考にしたそうです。もう一つの別のボトルアクセサリーは中身に金属の部品や、時計の文字盤などを封入してスチームパンクな雰囲気を出したそう。

スチームパンクはこれからというAkisawaさんや、愛知県からいらっしゃった2人組MizuMoriさんやArieさんには色々私たちのアイテムを身につけていただこう!という事になり即席スチームパンクファッション会に!
 MizuMoriさん
Akisawaさん
(この様子は取材もされていたのでOAされるとよいですね…!!)

そうこうして座談会はどんどんと時間が過ぎて行き、あっという間に終了の時間になってしまいました。いつもそうですが名残惜しいのでこの後交流会ということで、みんなでご飯を食べて座談会と同じぐらいお話をしてそれぞれの帰路につきました。

今回も本当に楽しい一日でとても良い座談会になりました。
個別に行っているお茶会もそうですが、毎回毎回スチームパンクの話になると話題が尽きないのでまたこのような機会が設けられると良いな、と思っています。

先日NHKでの撮影の際にお会いしたほしのけいぞうさんに、作業場にスチームパンクの会でお邪魔しても大丈夫ですかとお伺いしたところ事前に連絡を入れることを条件にぜひ、というお返事をいただいたので今度見学に伺おうと思っています。

次の本格的なイベントは川崎のハロウィンパレードとディズニーのハロウィンです。私は足のことがあるので長時間歩いたり、立ち続けることが出来ないため残念ながらパレードには参加出来ませんが、恐らく同日と思われるディズニーの一年で唯一大人のコスチュームOKなハロウィンイベントに行こうと思っています。
ただディズニーはランドよりシーに行きたいのですが、キャストに間違われるような服装(シーのミステリーアイランドやランドのカリブの海賊など)はハロウィンでもダメなのでは?という意見もあり少し情報収集中です。念には念を入れて、今度問い合わせてみようかなと思います。

本当に楽しかったSteampunk Fashion 座談会 #2、次回も2ヶ月後に開催出来たらいいなと思っています。
今回都合が合わず参加出来なかった方、ちょっと勇気が出なかった…という方、どなたもご参加いただけますので次のスチームパンク座談会でぜひお会いしましょう!

あ!次回もカラメルさんで開催を予定していますので、東日本橋付近のレトロな外観の建物めぐりも時間があればしたいなあと思います。東京でも日本橋のあたりはヨーロッパ風の建築が多く、素敵な町並みです。