ルナフラッシュで気球ピアスを作ってみた

みなさん「ルナフラッシュ」というビーズはご存知でしょうか？
近頃、主に天然石を取り扱っているビーズ屋さんで販売され始めた、新しいガラスビーズのことです。
ガラスビーズでありながら、コーティングではなく間にオーロラフィルムを挟むという特殊な技術が用いられているそうで、わずかな光でもフィルム面が反射して妖しげに光ります。
色はクリアとダークと2色あり、加工も表面がツルツルのノーマルのものと、曇りガラス仕様のフロストがあります。
今回はこのダークカラーでフロスト加工されているものを使用してみました。

サフィレットのような妖しげな輝きが魅力です。

ヴィクトリア朝時代に流行したサフィレットビーズによく似た雰囲気で、とても気に入っています。「サフィレット」とは今ではその詳しい製法が失われてしまったという、桃色と藍色に光るガラスのことです。

「サフィレット」のさまざまなアクセサリー - Google 画像検索より

ロストテクノロジーと言われている「サフィレット」。不思議な輝きから日本でも人気のコレクションアイテムですが、あまり詳しい文献は日本語では出版されておらず、Wikipediaですらほんのわずかな情報しかありません(サフィレット - Wikipedia)
さすがにアンティークですし、本物は手に入りませんが恐らく現行のビーズでは1番サフィレットに近い輝きをしているのではないかな、と私は思います。原料にウランやヒ素、金が使われていたため、現在では製造出来ないのではないか、等と色々噂されているサフィレットですが、いつか復活する日が来るといいですね…。