Crystaline [クリスタライン]

スチームパンクファッションを普段着にしているWebデザイナー、Crystalineの日記。スチームパンクな自作アクセサリーやファッションについて発信しています。作り方やスチームパンクについての基礎知識も。

スチームパンクガンの作り方

こんにちは、久々の更新ですが最近金属風に色んな物を塗るのが私の中でブームです。
海の向こうでは、スポンジ製の弾が出るナーフのストライクマーベリックを塗装してスチームパンクガン化するのが主流のようで、YoutubeなどでもSteampunk Gunなどで検索するとチュートリアルが沢山出てきます。

ナーフ N-ストライク ギアアップ マーベリック

ナーフ N-ストライク ギアアップ マーベリック


このナーフ塗装に使用するスチームパンカー御用達のメタリック塗料のRub'n Buffという、金属の粉末の入った油絵の具のようなものがあるのですが、その名の通り塗って擦るだけで素敵な光沢と金属の質感が出るんです。
アマコ Rub & Buff (ラブ&バフ) 1/2 oz Gold Leaf
アマコ Rub & Buff (ラブ&バフ) 1/2 oz Gold Leaf
価格:735円(税込、送料別)

ほとんど油絵の具と大差ないので、ラッカーほど匂いもなく手や指で直接塗ってもオイルクレンジングですっきり落ちます。(逆に手の脂で落ちてしまうので日用品の塗装には向きません。クリアラッカーを仕上げに吹くと長持ちします。)
私はebayで画材屋さんから購入しました。船便で2週間くらいかかります。
実は以前アップしたスチームパンク電動銃もRub'n Buffで塗装したものなんですよ。
初めてのスチームパンクガン
電動銃なので引き鉄を引くと音が鳴り光ります。
今回は100円均一で一目惚れして購入して以来封も開けていなかった、手の甲にバンドで装着するタイプの水鉄砲をスチームパンクガンにしたいと思います!

【Step 01】100円均一の水鉄砲を用意

ダイソーで買った水鉄砲
ダイソーで買いました
こんなかっこいい水鉄砲が100円で手に入るなんて、今の子は恵まれてますねー。
手の甲に装着するタイプの水鉄砲を装着した写真
大人の手でも大丈夫そう
ほら!大人が着けても十分格好いい!使い方はタンク部分に水を入れてタンク底のボタンをプッシュして水を押し出す仕組みになっているので、装着した手の側にこのようにタンクを握り込んで使います。

【Step 02】アクリルラッカーで下地塗り

下地塗装
塗装初心者なので塗り方は雑です
まずは下塗り。すべて分解して塗装しようとしましたが、タンク部分が分解出来ず別々に塗装することに。手の甲に装着する部分を表と裏に分解し、100番ぐらいの紙やすりで光沢が無くなる程度に全体の表面を荒らしたあと、黒のアクリルラッカー(今回はツヤあり)を噴き付けます。
以前スチームパンクガンを作ろうと、プラスチックの弾が出るトイガンを塗装した際に失敗して経験済みですが、アクリルラッカーとはいえ一気に塗ろうと噴きつけすぎると乾きは遅いですし剥がれやすくなるので注意が必要です。
電動ガンは地の色が黒でしたので、下地塗りは省きました。初めて塗装される方はRub'n Buffだけの方が良いかも?

【Step 03】いよいよRub'n Buffで塗装

Rub'n Buffと下塗りした水鉄砲
Rub'n Buffは沢山色の種類があります
用意するのはRub'n Buffのどの色か1本とスポンジ、これだけで十分です。気になる方はゴム手袋などを。油絵の具の匂いが気になる方は少し換気をした方がいいかもしれませんね。
Rub'n Buffは左からSpanish Copper、Silver Leaf、Antique Gold、Gold Leafです。
スパニッシュカパーは銅といっている割には銅色ではなく、Rub'n Buffを使用されているブロガーの方はむしろAutumn Goldの方が銅色かもとおっしゃっていたので、ただいま注文中です。
Silver Leafもそこまで銀色という感じではなく、灰白色という感じです。ただ、黒地にこの色をスポンジでかすれるぐらいに付けるとかなりいい感じになるので重宝しています。
Antique Goldは雑貨屋さんで見かける金色の額縁なんかと同じような、想像した通りの山吹色の金色になります。シルバーリーフと同様クリスマスの飾り付けに松ぼっくりを塗るのにも適しています。
Gold Leafは一番スチームパンカーが好む色ではないでしょうか?真鍮のような少し緑がかった金色が出ます。今回はこのGold Leafを主に使って行きます。
表面に荒く塗ったところ
荒く塗る事でヴィンテージ感が出ます
ちぎったスポンジにほんの少量Rub'n Buffを付け、黒地を塗りつぶしてしまわないようにかすれた感じを出しながら塗っていきます。割とすぐに乾くので、乾いたら塗料のついていない面で擦ります。
裏表両方に塗装をしたところ
だいぶいい感じになりました
両面塗り終えた感じです。裏面は少しザラザラしていたので表面とは少し違った雰囲気になりました。

【Step 04】組み直して試着

スチームパンクガン1号と2号
はじめてのスチームパンクガンと今日塗装した2号
撮るのを忘れてしまいましたが、タンクも同様に下地塗りをしてRub'n Buffします。乾いたら分解したものを元に組み直します。スチームパンクガジェット1号(スチームパンク電動銃)と2号。一緒に写すといい感じですね。
完成したものを装着してみた写真
あとはバンドを変えたらいいかな
最後に革のフィンガーレスグローブの上に装着した感じを確かめます。装着バンドが黄色のマジックテープなのでちょっと目立ちますね。今度黒いマジックテープを買ってきて交換しようと思います。分解すると分かりますが、このマジックテープは結構いい加減なものなので自分でもっと別のバンドを作って交換した方が断然いいと思います。
タンクもせっかくなので握り込むのではなく、別にアームカバーのようなものを製作してそこに固定出来るといいですね。がんばります。

【完成】Before→After

100均の水鉄砲がスチームパンクガンに!
驚きのBefore→After
別々に見ると大した差がないように見えますが、BeforeとAfterを並べてみるとだいぶ雰囲気が変わったのが分かりますね。本当は塗り分けようとしていたので、完成までには何回か塗り直しをしていますが約2時間ぐらいの工程でした。出来上がりのイメージがはっきりしていれば1時間弱で出来上がるのではないでしょうか?
水鉄砲自体は100円均一で変わった形のものからオーソドックスなものまで手に入りますし、これから夏に入るので手に入りやすくなると思います。Rub'n Buffも1本3$(定価5$)と安価で船便で送料が3$なので500円弱ですね。他にも色々と雑貨を塗って楽しんでいますが、ほんの少ししか使用しないので一向に減らず経済的です。
これからスチームパンクを始めてみたいという方、金属のゴーグルが欲しいけれど中々手が出せない方、金属風の塗装を試してみてはいかがでしょうか?